「青年の会」が同友会との出合い
高知同友会青年の会 副会長 藤田 章仁氏
高知同友会「青年の会」は1996年に準備会をスタート、99年に正式発足し、4年目を迎えています。
当初は、まずお互いを知るということもあり、ミニ例会の形式で、会員による報告を中心に、青年経営者、あるいは後継者としての悩みを気軽に交流する場として、回を重ねてきました。
報告の中身については、経営体験を基本にしながらも、環境問題や教育問題についてなど、自らが得意な分野や学びたいことを問題提起するなど、通常の例会とは違い、幅をもった学び合いとなるよう心掛けてきました。
ただ、そういった学び合いも、どこか系統だった部分に欠け、場当たり的になっているのではないかという、メンバーからの声も出始めました。
そこで、ちょうど2年ほど前から、年間の活動を次の5つの柱、(1)企業訪問、(2)環境問題学習会、(3)事業継承に関する学習会、(4)青全交（青年経営者全国交流会、中同協主催）への参加、(5)親睦会、に決めて行うように変更しました。
このことで、「青年の会」として何をしていくのかが整理でき、若い新入会員に参加を呼びかけやすくもなったと感じているところです。
私の同友会とのかかわりも、実は「青年の会」がスタートでした。実家を継ぐべく、高知へ帰ってきた私にとって、初めて参加した「青年の会」の印象は、「まじめに経営を語る会」というものであり、即、入会を決めました。
2004年の9月には高知での「青全交」の開催も予定されています。当然、この設営においては、われわれ「青年の会」のメンバーが中心にならなくてはいけないと思っています。
これまで以上に、経営者としてお互いを高め合える関係づくりをしながら、その準備を進めていきたいと思っております。
（（株）フジコミュニケーションズ社長）
●高知同友会「青年の会」
設立 1999年
会員数 38名（同友会会員30名、会員企業の後継者または幹部8名）
対象 年齢制限なし
「中小企業家しんぶん」 2003年 2月 5日号より
