【北海道】自分自身を成長させる大切な会

自分自身を成長させる大切な会

北海道同友会 旭川支部「あらぐさ会」代表 板垣 博雅

 私は、1996年9月に同友会に入会、同時に青年部「あらぐさ会」にも入会いたしましたので、8年目になります。今年から代表という役を仰せつかり、81名の会員の仲間とともに活動を行っています。

 あらぐさ会の設立は89年です。「若者同士意見や情熱をぶつけ合って、互いに成長への研鑽(けんさん)に努めよう」との思いから、当時の幹事長に直談判をして発会したと、現在支部の役員として活躍している先輩からお話を聞いています。

 設立目的には、“将来の同友会を担う人間になろう”“若者の考えと行動力で地域に貢献しよう”、そして“地域の模範的な経営者・幹部になろう”の3つが掲げられ、少しでもその目的を達成できるよう学びあいを続けています。

 今年の特徴的な活動として、今年7月26日に全道の青年部が青年部活動の課題と展望を語り合う「全道青年部交流会」を旭川で開催し、その設営をあらぐさ会が担当いたしました。

 全道から100名を超える青年部会員、先輩会員が参加。この交流会の中で、各部を代表する9名のパネルディスカッションを行いました。同友会理念のもと、同世代の仲間たちが北海道の各地で、自社のため、地域のためにさまざまな活動に取り組む様子が語られました。

 先輩経営者を招き経営体験を学んだり、仲間の会社を訪問して経営実践を聞いたり、中には終了時間を超えて夜遅くまで勉強会が続くことがあるなど、お互いに自らの活動を見直すよい機会になりました。

 また、参加率の低迷など共通する悩みに対しても、同じ仲間が共に学び、共に成長しなければ地域の将来はないとの思いから、積極的に呼び掛けを行っているとのお話には、同友会の青年部は地域にとっても大切な役割を担っていると思いを新たにいたしました。

 私にとってあらぐさ会は、自分自身を成長させるための大切な会です。この会で、異業種の仲間と知り合い、創業者や後継者、幹部がそれぞれの立場での意見をぶつけ合い、多くのことを学んできました。

 これからも会員一人ひとりが主体的にかかわり、「あらぐさ会で学んでよかった」と思えるような、魅力ある会づくりを全員で目指していきます。

((株)ドルック 専務)

北海道同友会旭川支部 「あらぐさ会」
設立 1989年
会員数 81名(同友会会員49名、会員企業の後継者、及び幹部32名)
対象 50歳以下

「中小企業家しんぶん」 2003年 10月 5日号より