地域への思いがほとばしる 初めての会員増強デー【島根】

毎週土曜日は「会員増強会議」

 島根同友会が会員増強デーを行うきっかけとなったのは、5月15日に開かれた第6回定時総会の懇親会での小田隆弘代表理事((株)コダマサイエンス社長)の「わたしの誕生日7月20日までに、島根同友会の会員数を120名にしたい。みなさん、どうぞご協力をお願いします」という言葉でした。

 さっそく5月29日の理事会で話し合い、会員増強計画を具体化。中同協・中国地方の他の同友会に応援をお願して会員増強デーを設定することが決まりました。

 まず、全会員93名に紹介カードの案内を配信して、入会を呼びかける経営者を紹介していただくよう促しました。出てきた紹介をエリア別にわけて、増強デーに訪問できるようアポイントを取り、役員を中心に紹介者の方への訪問もしました。

 また、過去の退会者・オブザーバーにも働きかけ、同様のことを行いました。

 それからは毎週土曜日に「会員増強会議」を開き、進捗(しんちょく)状況を話しあいました。

7月12、13日の増強デーまでに4回の「会員増強会議」を行いました。

 増強デーには、入会目標30名の3倍、90社の訪問先をつくっておくように準備を進めました。増強デーを迎える週の初めは、まだ30数社でした。しかし、最後の最後まであきらめない努力のおかげで、当日は訪問のアポイントは47社まで増えました。

 そしていよい当日です。島根同友会創立以来5年と2カ月で、初めて行う増強デーです。具体的な行動は、広島・岡山・鳥取・中同協の協力を得て、地元の役員とチームを編成し、4チームで動きました。

 「経営指針をつくりましょう」「元気な地域をつくるために力を貸してください」「いっしょに仕事を創(つく)り出し、若い人に魅力のある地域にしましょう」など、熱のこもった働きかけに、話が弾みました。行く先々で、地域への思いがほとばしる会話に花が咲きました。

 結局2日間で10名が入会、確信を深めた島根同友会では、次の飛躍に向けて決意を新たにしています。

「中小企業家しんぶん」 2007年 8月 15日号から