1カ月で111名増強 目標が実感に、希望が確信に
「目標達成には1カ月間で98名の増強が必要、内心は不安でいっぱいでした…」。11月6日、大阪同友会2800名会勢達成記念パーティの席で、大阪同友会組織本部長の宮井賢次氏が振り返りました。
大阪同友会では、地域の可能性を引き出し大阪経済の活路をひらくために、同友会を大きくしていくことを方針の柱に掲げています。今年度末2850の会勢を到達目標とし、そのために「10月末で2800名」の目標を設定しました。しかし、10月1日時点で会勢はまだ2702名、11月6日に予定されていた達成パーティも開催が危ぶまれるほどでした。
まず理事会で増強デー
こうした状況を打開するため、まず理事が動いて熱意を示そうと10月16日、25日の2回、「理事大増強デー」を敢行しました。午前10時に事務局へ集合し、打ち合わせと決意表明の後、組をつくって訪問行動へ。また、その日に合わせて増強デーに取り組む支部も生まれ、当日は大阪府下のいたる地域でいっせいに同友会が語られる状況となりました。
結果、16日には入会9名・確約4名、25日は19名の入会者があり、2800名まで「あと45名」となりました。結果は即時にe.doyuで報告。各支部では増強月間の最中とあって、半数の支部が10月に公開例会を設定し、例会へのゲスト参加者は月計208名にのぼりました。各支部の増強活動の展開に拍車がかかり、「毎日e.doyuで数字を見るのが楽しみ」との声も上がりました。
できる実感
かくして、「ほんまにやるの?」と言われていた達成パーティも、「できる」実感が湧いてきました。「あと○○人」のカウントダウンが発せられるようになると、役員も事務局員もあらゆる可能性を追求して奮闘、1人、また1人と入会者が増えるとともに、大阪同友会全体の中で大きな連帯感が生まれてきました。
ついに10月末、2805名の会勢に到達。10月度の増強数は実に111名、16年ぶりの快挙です。「かつての月間3ケタ増強はバブルの時代のことで、今とは意味合いが違う」とベテラン会員の述懐もありました。
達成パーティ当日は、代表理事を筆頭に、瞳をうるませ握手し合う光景が見られました。目標が実感に、希望が確信に変わった瞬間でした。
「中小企業家しんぶん」 2007年 12月 5日号から