第12回女性経営者全国交流会に756名が参加

笑顔とコミュニケーションで企業変革

 6月7~8日、東京で第12回女性経営者全国交流会が開かれ、42同友会756名が参加。メインテーマ「生命(いのち)育む女性の愛(パワー)で地域とともに社員とともに」に基づいて、記念講演と10の分科会で学びあいました。

 会場となった椿山荘では、男性会員も含め、東京の皆さんが晴れやかに全国からの参加者を迎えました。

 はじめの全体会は、東京同友会女性部の栗田美和子部長が歓迎のあいさつ、主催者を代表して中同協女性部連絡会の糸数久美子代表があいさつを行いました。続いて、交流会を後援した内閣府男女共同参画局の坂東久美子局長と、東京都の三枝健二産業労働局商工部長があいさつしました。

 また、鋤柄修中同協幹事長が問題提起を行い、アメリカにおける女性事業家の比重の高さを示しながら、女性経営者への期待を語りました。

 各分科会では、同友会で学び成長してきた軌跡が語られ、グループ討論は女性ならではの良さが発揮され、すぐに打ち解けた雰囲気となりました。

 夜の懇親会では、東京同友会実行委員の面々のリードで大江戸東京音頭の踊りが会場全体に広がり、参加者を巻き込んで盛り上がりました。

 2日目全体会では、前日に開かれた分科会の特徴を、それぞれの座長が報告。

 記念講演の講師は、(株)銀座テーラー社長の鰐淵美恵子氏。経営危機を乗り越えてきた歩み、手作りの伝統を守りながらの革新的戦略など、参加者の感動と共感を呼びました。

 最後に、まとめに立った赤石義博中同協会長は、「働くことの喜びに彩られた人生があふれる地域づくりに挑戦しましょう」と結びました。

「中小企業家しんぶん」 2007年 6月 25日号より