四街道支部(千葉)

中小企業の存在意義を高め、広めよう!

 6月11日、千葉同友会14番目の支部、四街道支部(今泉重弘支部長)の設立総会が開かれ、来賓や他支部からの応援を含め132名が参加。四街道支部は33名の会員で船出しました。

 四街道市は千葉県の北西部、都心へ40キロの圏内にあり、1960年代後半から大型団地が建設され、首都圏のベッドタウンとして人口が急増した地域です。

 設立総会では冒頭、森孝司設立準備委員長が「景気は回復基調にあるとされているが、中小企業の経営実態は厳しい状況にある。大店舗進出による地元商店主への圧迫などはその最たるもの。私たちは高い志を持って中小企業政策、経営指針を勉強しながら、地域の発展に寄与していく」とあいさつ。続いて、来賓の高橋操四街道市長が、新支部を激励しました。

 支部の活動基本方針の柱は、(1)自分がどのように生きていくか、会社をどのように経営していくかを考えていく、(2)経営の「無免許運転」をなくし、経営指針書の作成をすすめていく、(3)自助努力を基本としながら、各々の団体がすべき役割を追求し、相乗効果で明るい活性化した街づくりに尽力していく、の3つ。

 記念講演「中小企業の活性化こそが街の元気!」では、吉田敬一・駒澤大学教授が「中小企業と大企業の役割を明確にし、専門店としての中小企業の役割の追求と、地域になくてはならない『行き過ぎず、行き届いたサービス』を追求していくことが必要。その自助努力が地域を活性化させていく」など、中小企業の存在意義を投げかけました。

 記念パーティーでは太鼓演奏もあり、熱気に満ちた設立総会となりました。

「中小企業家しんぶん」 2007年 7月 5日号から