悲願の200名会員達成へ【茨城】

「経営理念はDNA」鋤柄会長講演で奮起

 7月27日、茨城同友会3支部合同の全県例会が水戸市で行われ、普段の全県例会より多い60名が参加しました。

 講師は、中同協会長に就任したばかりの鋤柄修氏。鋤柄氏は、「失敗を乗り越えてたどり着いた自立型企業」というタイトルで、1970年創業以来の会社の歴史と、80年に入会した同友会会員としての歩みを、名古屋弁を交えながら語りました。本音の苦労話に会場は引き込まれ、失敗談には共感の笑いも広がりました。

 「経営理念では明日の飯は食えないんです。しかし、10年後、20年後の飯は食えるんです。経営理念は会社の精神を伝えるDNAなんです」。経営理念の重要性と本質を熱く訴える鋤柄会長の言葉は、出席者全員の腹にすとんと落ちました。

 「はじめは斜に構えて聞いていましたが、鋤柄会長の実直なお話に感動した」というベテラン会員や、「さすがに全国の会長。私も全国大会に参加したい」と同友会の全国交流に期待を寄せる入会したばかりの会員。同友会の良さとネットワークの必要性に気づかされ、オブザーバー3名がさっそく入会を決めました。例会翌日からは会員の紹介が相次ぎ、8月の入会者8名は確実になりました。

 今回の講演に感動した茨城同友会会員は、悲願の「200名会員」を早期に達成しようと、役員を中心に駆け回っています。

「中小企業家しんぶん」 2007年 8月 25日号から