異業種交流・ネットワーク推進連絡会 クリエイション・コア東大阪を見学

クリエイション・コア東大阪を見学

 10月1~2日、中同協異業種交流・ネットワーク推進連絡会が大阪同友会会議室で開かれ、9同友会と中同協から18名が参加しました。今回は、初めての移動・見学会とし、2日目は、東大阪にある「クリエイション・コア東大阪」を見学しました。

 1日目会議では、事例研究として、「産学官連携を軸としたネットワークで企業革新」をテーマに、畑野吉雄・(株)中央電機計器製作所社長(大阪同友会代表理事)と加藤明彦・エイベックス(株)社長(愛知同友会副代表理事)が報告。

 畑野氏は「大阪同友会オンリーワン研究会で、理念を共有したいいライバル企業を見つけ、互いに切磋琢磨してきた。熱意と本気度さえあれば、だれとでも連携できる」といい、「念ずれば夢叶う」と結びました。

 加藤氏は、愛知同友会が98年から行っている学生のインターンシップや、大学での寄付講座など、人を中心とした産学連携について報告しました。

 また、検討課題であった連絡会の名称については、「企業連携推進連絡会」とし、中同協幹事会に提案することを確認。

 2日目、クリエイション・コア東大阪の見学では、まず下田正憲・(財)大阪産業振興機構ものづくり支援部参事が、「新規創業を増やすより、既存の製造業が未来型研究開発型企業に変わっていくことを応援することに力を入れている」と話し、下田氏の案内で施設内を見学(=写真)。また、同施設を通じて生まれた産学官連携により企業革新を行っている(株)メタルファンテック社長の平井敏治氏と(株)ユニックス社長の苗村昭夫氏の報告をもとに、活発な意見交換が行われました。

「中小企業家しんぶん」 2007年 10月 15日号から