静岡と愛知ものづくり会員が交流~三河金属部会100回記念行事で視察研修

 9月18日、愛知同友会三河金属部会が100回記念行事として、静岡同友会モノづくり研究会の会員企業の視察研修を行いました。

 三河金属部会の八木義明会長はじめ、メンバー13名を、ものづくり研究会の西川会長、飯田副会長、秋山沼津支部長、そして研究会メンバーの桑崎氏らが三島駅に出迎えました。

 まず、沼津工業団地の組合会館で組合設立の趣旨や企業の事業紹介のDVDを鑑賞。続いて(株)日本ベルト工業を訪れ、ベルトコンベアのジョイントや、加工作業の様子を見学し、藤原博美社長の説明を聞きました。

 藤原氏は、インパクトある外観、室内装飾の社屋は、若い人の採用が困難だった時代に、どうしたら入社してもらえるかを考え、東京のデザイン事務所に依頼したこと、2階へと続くスロープは、身体に障害のある方でも働いてもらえる環境をつくりたいとの思いから作ったこと、などを報告しました。

 昼食をはさんで午後から、同じ団地内の(株)キョーワ(プレス金型)で説明と見学、鉄工団地に移り、(有)旭鈑金(金属加工)、(有)島村歯車製作所(歯車製造)、(株)協和製作所(油圧プレス製作)と、独自の加工技術を誇る企業を見学しました。

 三河金属部会からは、「下請けから横請けをめざし、情報交換から仕事づくりに結びつけばよいとの考えからたちあげ、9年目となる。信頼関係を築き、活動を通じて仕事の交流につながっている」との報告がありました。

 モノづくり研究会の共同開発研究の紹介や、技能五輪で展示するカラクリの仕掛けの説明をするなど、相互の活動に触れ、意義のある交流会となりました。

(「DOYU SHIZUOKA」10月号より)

「中小企業家しんぶん」 2007年 10月 15日号から