運転資金円滑化資金

経済環境の変化により資金繰りが困難な企業のために

 運転資金円滑化資金は、「経営支援資金」と同じセーフティネット貸付制度のひとつです。一時的に業況が悪化しているが、中長期的には企業維持が見込まれる中小企業を支援する貸付制度で、政府系中小企業金融機関(中小企業金融公庫・国民生活金融公庫・商工組合中央金庫)が窓口になっています。

対象となる方

 最近の経済環境の変化等により、資金繰りに著しい困難を生じている中小企業者であって、一定の条件に該当し、かつ中長期的に業況が回復し発展することが見込まれる方。

融資の内容

《貸付限度》
 中小公庫:別枠1億5000万円
 国民公庫:別枠4000万円
 商工中金:1億5000万円

《貸付利率》
 基準利率+0.05%

《貸付期間》
 7年以内(うち据置期間1年以内)
《担保条件》
 担保が不足する場合は、事業の見通しを考慮し、貸付額の50%(8000万円を限度)まで担保の一部を免除することができます(中小公庫、商工中金)。

《取扱期間》
 2005年3月31日まで

■このほか、セーフティネット貸付制度には、経営支援資金、金融環境変化対応資金、倒産対策資金、経済再生改革対応緊急資金があります。

(問い合わせ先)

中小企業金融公庫・国民生活金融公庫・商工組合中央金庫の各支店まで。
※詳細は中小企業庁 http://www.chusho.meti.go.jp

「中小企業家しんぶん」 2004年 8月 25日号より