経営自己診断システム

100万社のデータを元に財務上の問題点がすぐに把握できる

 本システムは、経済産業省・中小企業庁の主導により、中小企業金融の円滑化を図る目的で開発された中小企業信用リスク情報データベース(略称CRD)に蓄積されている約100万社の中小企業の財務データを用いて構築されています。

 本システムに自社の決算情報を入力すると、CRDに蓄積された同業他社の大量データ(各業種について数千社~数万社の同業他社データを保有)と比較することができるため、業界の中での自社の各財務指標値の優劣を点検することができるほか、収益性、効率性、生産性、安全性、成長性の5項目について経営状態を点検することができます。

 また、特に安全性指標を取り出して、同業種のデフォルト企業(倒産や借入金の延滞などにより債務不履行に陥った企業の総称)と比較することで、経営の危険度についても点検することができます。

使用方法

(1)「貸借対照表」と「損益計算書」の当期分と前期分を用意します。

(2)以下のアドレスにアクセスして下さい。
http://k-sindan.smrj.go.jp/

(3)画面上の指示に従って必要項目を入力します。

(4)診断結果が表示されます。(利用料は無料で、企業名等の登録も不要です)

 なお、中小企業庁より9月5日、「中小企業の財務指標」が発表されました。これはCRDを活用し、中小企業約80万社の決算データをもとに新たに作成した財務指標です。この概要は中小企業庁のホームページで見ることができます。

http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/zaimu_sihyou/

経営自己診断システムに関する問い合わせ先

独立行政法人中小企業基盤整備機構 新事業支援部 新事業支援課 マッチングチーム
TEL 03-5470-1525

「中小企業家しんぶん」 2005年 9月 25日号より