アスベスト対策を行う中小企業者をバックアップ
中小企業金融公庫は、2006年2月7日付けで、環境対策資金に、アスベスト対策を実施する中小企業者を支援するための制度（以下、「アスベスト対策支援融資」）を創設しました。
アスベスト対策支援融資においては、アスベスト対策が中小企業者にとって経済的負担となることを考慮し、4億円を限度に特別利率を適用するほか、既存建築物における吹付けアスベスト等の除去、封じ込め又は囲い込みを行う場合には、一定額を上限に、金利の上乗せなく担保の全部又は一部の免除が受けられる特例を設けています。
利用できるのは、次のいずれかに該当する方
a. 大気汚染防止法に規定する特定粉じん（以下 「アスベスト」という。）を発生又は飛散させる 方（既存建築物における吹付けアスベスト等の 除去、封じ込め又は囲い込みを行う方、及びア スベスト廃棄物の処理を行う方を含む。）
b. アスベスト代替製品を開発し、製造し、又は 導入する方
融資の条件
1. 融資限度
直接貸付 7億2000万円以内（うち、長期運転資金2億5000万円以内）
代理貸付 1億2000万円以内
2. 融資利率
基準利率（ただし、4億円を限度として特別利率）
3. 融資期間
設備資金 15年以内（うち据置2年以内）
運転資金 7年以内（うち据置2年以内）
なお、同様の制度が国民生活金融公庫にも設けられています。
詳しくは中小企業金融公庫のホームページをご参照下さい。
http://www.jasme.go.jp/
「中小企業家しんぶん」 2006年 2月 25日号より
