中小企業地域資源活用プログラム

地域資源を活用した中小企業の事業展開を応援

　景気は回復基調にあると言われていますが、大都市圏とそれ以外の地域で回復感に差があり、自立した地域経済の確立が急務となっています。

　地域の中小企業は、グローバル化の進展の中、東アジアにおける地場企業の競争力の急激な向上等の新たな局面に直面しており、コスト競争力と品質だけでは、これらの台頭する競合先に対抗することが困難になりつつあります。

　一方で、消費者のニーズとしては、伝統文化、感性、安全・安心など日本独自の魅力を生かした商品への選好、いわば本物志向の動きが強まっており、差別化された新しいモノやサービスを創造し、消費者の評価を獲得することが重要です。

　こうしたことから、地域にある優れた地域資源（地域の農林水産品、産地の職人の技、伝統文化等）を活用した新事業を創出していくことが、今後の有効な方策と考えられます。

　中小企業庁では、2007年度より、地域の中小企業が有望な地域資源を活用して行う新たな事業展開を強力に支援する施策パッケージ「中小企業地域資源活用プログラム」を創設。地域・中小企業の自立的発展を総合的に応援していきます。

支援策

1. 研究開発への支援
2. 外部人材とのネットワーク構築など新たな事業構想づくりを促す活動への支援
3. 地域の関係事業者が一体となった地域発のブランド構築への支援
4. 専門家による徹底的なハンズオン支援
5. 試作品開発や展示会出展に対する資金面の支援、商談会、アンテナショップの開催
6. 地域活性化ファンド（仮称）による出資、低利融資、設備投資減税