事業承継ガイドライン

中小企業の円滑な事業承継のための手引き

 近年、中小企業経営者の高齢化が進展する中、特に親族内における後継者の確保はますます困難になっており、中小企業の雇用や高度な技術の確保を図るためには、事業承継を円滑化することが一層重要な課題となっています。

 しかし、こうした事業承継問題については、そのきっかけが経営者の死亡や相続といった個人的な問題であることもあり、これまで中小企業の事業継続を図る観点から、総合的な検討が必ずしも十分になされてきませんでした。

 このため、中小企業庁は、中小企業の事業承継の円滑化に係る総合的な検討を行う観点から、士業団体、中小企業関係団体等と協力して、2005年10月21日に「事業承継協議会」を設立し、検討を行ってきました。

 事業承継協議会では、中小企業のオーナー経営者に事業承継問題への早期対応の重要性を浸透させ、各経営者の実状に応じた計画的取り組みを促すために、「事業承継ガイドライン~中小企業の円滑な事業承継のための手引き~」を策定。全文をホームページで公開しました。

 またこのガイドラインをわかりやすくまとめた『事業承継ガイドライン 20問20答』も作成され、昨年10月に公表されています。

ガイドラインの概要

* 円滑な事業承継の重要性
* 事業承継計画立案の手順
* 親族内承継・従業員等への承継等事業承継の各種方法に則した具体的対策の実行
* 支援機関へのアクセス方法
* チェックリスト

詳しくは中小企業庁または事業承継協議会のホームページをご覧下さい

中小企業庁 http://www.chusho.meti.go.jp/
事業承継協議会 http://jcbshp.com/

「中小企業家しんぶん」 2007年 2月 25日号より