【中同協】中同協会長 赤石義博著『幸せの見える社会づくり』発刊

 赤石義博中同協会長著『幸せの見える社会づくり―「地域力経営」を深め「中小企業憲章」制定へ』を中同協が発刊しました。

 本書は、45年間同友会と共に歩んできた著者が、日本近代史の分析をベースに「中小企業憲章」制定を提唱する2つの必然性、すなわち(1)同友会がこの運動を担う歴史的必然性、(2)時代が要請する必然性を解明し、運動の主体となる中小企業家・自営業者へ熱い思いを伝える内容となっています。同時に本書は、同友会がめざす企業づくりの中身を明確にし、地域が持つ潜在的、顕在的可能性を「地域力」とし、それを創造的にいかす「地域力経営」の提起を行い、同友会運動への限りない喜びと確信を生み出してくれます。

 本書の構成は次の通りです。序章「『地域力経営』とは何か」、第1章「地域のくらしをつなぎ、地域をつくる中小企業」、第2章「生きづらくなってきた世の中」、第3章「地域力を見直し、真の地域自立を」、第4章「地域の活力づくりと中小企業憲章」、終章「人類の揺るぎなき持続的繁栄を目指して」。

 本書は、各同友会の活動事例や会員企業を紹介、図版も多数掲載され、理解を助けてくれます。本書が多くの方たちに読まれ、経営と同友会運動の実践的参考書として普及されることが切望されます。

 A5判270ページ、頒価1800円、各同友会事務局にあります。

「中小企業家しんぶん」 2007年 2月 25日号から