【福島】第二創業元年~地域と共に発展する会に

福島県同友会が創立30周年記念式典

 福島同友会創立30周年記念大会が2月22日、郡山市のホテルハマツを会場に行われ、佐藤雄平福島県知事をはじめ、県内各界から多数の来賓を迎え、800名が参加しました。記念式典では、2012年をめざす「第6次中期ビジョン」も発表されました。

 第1部の記念講演会では、昨年11月に新知事に就任した佐藤雄平氏が「さわやかで活力ある県づくり」のテーマで講演。知事就任後、知事自らの講演会は県内でも初めてということで、多数の報道関係各社が見守る中、県政の基本方針である「地域経済の特色を生かした活力ある県づくり」「安全・安心が支える住み心地の良い県づくり」「人にも自然にも心暖かな、思いやりが息づく県づくり」の3つの柱に基づき、予定時間をオーバーして約50分間、熱っぽく語りました。

 第2部の創立30周年記念式典には、県内各地から700名を超える会員が参加するとともに、県知事はじめ県商工労働部長、地元郡山市長、商工会議所会頭、地元選出の衆議院議員、参議院議員、県議会議員、地元金融機関、報道各社など64名の来賓を迎え、全体参加者が800名という熱気あふれる中、盛大に開催されました。

 冒頭、会を代表して過足満雄理事長が、「新たな30年に向け、地域に貢献し地域と共に発展する同友会を目指し、努力精進していきたい」とあいさつ。つづいて、2012年をめざした第6次中期ビジョンの発表、経営指針100%達成運動など創立30周年の3大記念事業の発表、県内9番目の地区として1月に誕生した田村地区設立の報告、30年間にわたる同友会運動に大きく貢献した功労者75名への感謝状と記念品の贈呈が行われました。

 その後、来賓を代表して、県知事、原正夫郡山市長、赤石義博中同協会長、新澤昌英福島県中小企業団体中央会会長の4氏から心温まる祝辞が述べられました。

 1977年に46名の会員で誕生した福島同友会は、10周年の87年に500名会員達成、97年の20周年に1000名会員達成、そして今年30周年では県内全地域に会員1600名、地域企業比約6%の組織率を擁する県内有数の団体に成長しました。

 5年後の2012年をめざす「第6次中期ビジョン」では、創立30周年の今年を「第二創業元年」と位置づけ、同友会と共に発展する企業、地域と共に発展する会をめざすとともに、次世代のリーダーを育て、2000名の会を達成しようと高らかに謳(うた)っています。

「中小企業家しんぶん」 2007年 3月 15日号から