『中小企業の経営力とは何だ』~愛知同友会が創立45周年記念で出版

編著者:阿部克己/著者:浅生卯一、田村豊
発行:中部経済新聞社
46版、250ページ
定価:本体1500円+税。

 愛知同友会は、今年創立45周年を迎えることを記念して、『中小企業の経営力とは何だ』(阿部克己編著)をこのほど出版しました。

 愛知同友会では、1999年に「99同友会ビジョン」を発表し、「自立型企業」「地域と共に」の2つの旗印を掲げました。それ以降、「自立型企業」とは「製品、技術、サービスなど、自社ならではの『強み』を明確にし、市場展開している企業」だとし、「自立型企業になろう」を合言葉に、会員企業で実践が進んでいます。

 本書は、「自立型企業」づくりに取り組んできた20社の実践を紹介するとともに、各社の「こだわり」と「強み」はどのように育(はぐく)まれてきたかを、愛知東邦大学の3名の研究者がヒアリングを行い、分析しています。

 (株)エステム(同社会長は鋤柄中同協幹事長)をはじめ、紹介された20社の経営実践には、多くの中小企業にとって、今日からでも実践できる経営のヒントが満載です。

 愛知同友会では、こうした自立型企業が次々と生まれることが、「私たち中小企業が時代を創る、『中小企業が光に』となる」ことを願い、この書籍が広く中小企業経営者に読まれることを期待しています。

「中小企業家しんぶん」 2007年 5月 25日号から