【宮崎】日向、延岡市長の対談を企画~住みたい町、立ち寄りたい街づくり

 1市3町の合併で、九州の市では最大面積となった延岡市と、昨年12月に地元耳川流域産杉材を使用した木造大屋根が特徴の新駅舎が開業した日向市。宮崎同友会では、両市の市長を招いて「県北地域の明日を考える会」を、4月18日、県北支部総会に続いて、日向市で開催しました。

 両市では、10年後に全線開通する東九州縦貫自動車道や将来の道州制への移行をにらんでの長期計画づくりに大きな期待が寄せられています。その中で今大切なのは、市民が一緒になって県北地域の活性化を考えることと、支部役員会では考えました。「変化に埋もれることなく、地域にある資源を生かしながら、故郷を、住みたい町、立ち寄りたい街にしていくために自分たちができることはなにか? その展望を拓(ひら)くために、連携し、活力のある地域づくりの実現を共に考えていこう」と企画したのがこの会です。

 当初は1月に新春例会として行う予定でしたが、鳥インフルエンザの影響で延期。総会にあわせてあらためて企画し、会員のほか、両市の間にある門川町の町長やオブザーバーを含めて61名が参加しました。

 政治理念やまちづくりの方針、道州制に対する両市長の熱い語り口に引き込まれる参加者。合間には中小企業憲章を解説したパワーポイント(東京同友会制作)も紹介し、2時間半があっという間にすぎました。

 雇用の場の拡大という大きな課題も共有。県北地域全体が連携をとって「地域力」を生かしていく一歩となりました。

「中小企業家しんぶん」 2007年 5月 15日号から