人間力、経営力伸ばし、地域に貢献~沖縄同友会創立20周年記念事業に900名が参加

 沖縄同友会は創立記念日の10月3日、創立20周年記念事業を第18回経営研究集会とあわせて開きました。

 午前10時30分、同友会が入居する沖縄産業支援センターでの記念植樹に始まり、午後は記念講演、分科会、記念式典、記念パーティーと続きました。

 記念植樹の樹木は、記念植樹募金の際に行われた投票で決まった「桜」。セレモニーには支援センターに入居する他の団体も参加して行われ、支援センターの名嘉専務より祝辞があり、代表5名の鍬入れで「桜」が植樹されました。

 腹話術のいっこく堂(沖縄出身)を講師に迎えての記念講演には、特別招待の高校生300名をはじめ、一般参加者を含む900名が参加しました。

 「夢はかなう~自分を信じて思いを持ち続けた道~」をテーマにした講演は、笑いあり、涙ありで、感動の連続でした。高校生を引率してきた先生からは「生徒たちがとても感激していました。素晴らしい講演を企画・招待いただき感謝申し上げます」とのお礼の言葉がありました。

 分科会は、7つの全支部から報告者を出し、「経営指針」「社員教育」「地域づくり」などをテーマにした分科会と「中小企業振興基本条例」をテーマにしたパネルディスカッションの8つの分科会で学びました。

 記念式典では、糸数代表理事が「人間力、経営力を伸ばす道場として同友会をさらに発展させ、地域に貢献していこう」とあいさつ。つづいて、仲井真・県知事(代読)、福井・内閣府沖縄総合事務局長(代読)、国吉・中同協副会長が祝辞を述べたあと、初代から6期代表理事を務めた糸数哲夫相談役が「沖縄同友会20年の歴史をふりかえって」の特別報告を行いました。在籍20年、15年以上、特別功労者120数名へ表彰状が贈られました。

 記念パーティーは、各界から40数名の来賓を迎えて開催。来賓を代表して屋田・県中小企業団体中央会会長と松田・沖縄振興開発金融公庫理事長の2人から祝辞があり、曽我野・日本銀行那覇支店長の乾杯の音頭で懇親に入りました。

 20周年の記念パーティーにふさわしく、沖縄のお祝いの際に踊られる「かぎやで風(ふう)」を女性経営者部会「碧(あおい)の会」のメンバーが、「鷲(わし)の鳥」を八重山支部のメンバーが、最後の「クイチャー」を宮古支部のメンバーが踊り、最後に全員の「カチャーシー」で幕を閉じました。

「中小企業家しんぶん」 2007年 10月 15日号から