幸せの見える社会へ~同友会の発信力強化を【2007全国広報・情報化交流会 広島・呉】

 9月27~28日、広島県呉市で、「2007全国広報・情報化交流会」が「問われる同友会づくり、企業づくり、地域づくり~時代の要請にこたえられる同友会の広報活動とは」をテーマに開かれ、 20同友会と中同協から88名が参加しました。

 1日目は、交流会の問題提起として「幸せの見える社会づくりへ~同友会の広報のあり方を考える」をテーマに、パネルディスカッションが行われました。

 パネリストは、赤石義博中同協相談役幹事、鈴木正利広島同友会呉支部長、瀬島高志広島同友会政策委員長・前呉支部長、コーディネーターは三木得生中同協広報委員長。「いい人をとるのでなく、いい人に育てる」求人社員教育活動を軸に、先生方の企業見学会やインターンシップの受け入れ、経営指針づくりなど、日常的な活動から地域とのパイプを太くし、信頼を高めている呉支部の実践から、幸せの見える社会づくりの方向性などについて学びました。また、広報に携わる人が実践し、携わる人を増やし、組織を活性化していくことなどが確認されました。

 その後、「対外広報:ホームページの活用で対外情報発信力の強化」(実践報告・大阪、愛媛)、「e.doyuで同友会活動の今と教訓の共有を」(同・広島、新潟)、「活用される機関紙・誌とは」(同・福岡、沖縄)、特別分科会「時代の要請にこたえられる同友会とは~『地域力経営』を考える」(事例報告・赤石義博中同協相談役幹事)の4分科会が2日間にわたって開かれ、実践事例と経験交流から、広報媒体それぞれの役割や、時代の要請にこたえる同友会に向けた広報活動のあり方について議論されました。

 懇親会では、恒例の「お国自慢」が参加したすべての同友会から披露され、大いに盛り上がりました。

 2日目の全体会では、各分科会での学びを座長が紹介。畠山重弘中同協副広報委員長が「広報活動は、幸せの見える社会づくりの大きな武器となります。その力を最大限に発揮させ、ともに新しい社会づくりに向けてがんばっていきましょう」とまとめ、次回開催地である京都での再会を確認して終了しました。

「中小企業家しんぶん」 2007年 10月 15日号から