徳島南支部・徳島支部(徳島)

最高会勢で2支部が同時設立

 11月14日、徳島同友会に「徳島南支部」と「徳島支部」の2支部が同時設立されました。徳島同友会初の支部誕生です。

 支部設立のきっかけは、昨年9月に徳島で開かれた青年経営者全国交流会開催に向けて会員増強を図るため、阿南市と吉野川市でサテライト例会を開催したことです。

 小松島市、阿南市を含めた県南部では、今年4月に24名の会員を数えており、今年度の活動方針に徳島南支部設立を掲げ、会員増強と準備例会を重ねてきました。

 支部会員目標の50名を達成して迎えた徳島南支部設立総会には、70名が参加。岩浅嘉仁阿南市長、上杉豊久阿南商工会議所専務理事、三宅昭二香川同友会常任相談役をはじめ、新聞・ラジオの地元報道機関も臨席しました。

 岩浅市長からは「企業家の皆さんはお互いに切磋琢磨して地域をよくしていただきたい」と、期待の込もった祝辞が述べられました。

 総会で新支部長に就任した村田浩司氏は、「増強が進まない時期もあったが、目標必達と地域における同友会の存在意義を準備委員会では確認しながら進めてきた。その中で目的が理解されると人が変わっていく人間ドラマを見ることができた」と活動報告をしました。

 鋤柄中同協会長が、「同友会の将来像~地域と共に歩もう中小企業」をテーマに記念講演。参加者からは「地域経済を担い、伝統や文化を守るのはわれわれ中小企業しかない、もっと仲間を増やさなければならない」との感想が聞かれました。

 同時に設立した徳島支部も、4月に決起大会を開き、増強活動を続け、当日までに20名が入会しました。

 徳島同友会は、最高会勢231名で開催した支部設立総会を契機に、次年度の徳島西支部の設立に向けて、新たな一歩を踏み出しました。

「中小企業家しんぶん」 2007年 11月 25日号から