15年ぶり全国の会員数最大に~22同友会で最高会勢に

4月1日 41,077名

 4月1日、全国の会員数が4万1077名と、同友会史上最高の会勢となりました。93年に4万778名を記録して以来15年ぶりの更新です。単年度の純増数が2151名と2000名を超えたのも91年以来。22の同友会が最高の会勢となりました。

 昨年12月に4万名会員を回復して以後、4カ月で一気に最高の峰に到達しました。特に3月は383名の純増でした。

 この間の会員増強の特徴は、経営環境に対する危機感を胸に、同友会で学び企業を変えてきた経験を率直に語り、企業革新への挑戦を訴え、地域を変えていく運動の輪に加わることを呼びかけていることです。

 年間純増数が200名となった香川同友会は、この1年間の教訓を次のようにまとめています。(1)9月の中間点で1泊の増強研修をもったこと(2)組織委員会副委員長と増強部会長が全支部の役員会と例会で本年度の目標達成を訴えたこと(3)経営指針を創(つく)る会の受講生が自社を変えてきた経験を伝え、入会を呼びかけたこと(4)目標達成済みの支部が未達成支部をカバーして全体の目標達成を支えたこと。

 岩手同友会は、1月の理事会で「17年間1度も増強目標が達成できなかった。経営でそんなことは許されない」との代表理事の言葉で火がつきました。3人1組で18チーム結成、各チームのリーダーは経営指針を創る会の修了生、1チーム5名の増強目標を持ちました。気仙支部が牽引車となり、3月だけで60名の純増となりました。

 愛知同友会は年度末3000名をめざして活動し、2950名までこぎ着けました。4月12日には毎年恒例の「増強研修会」を開き、全地区から会長と増強委員が集まり、22日の総会までに3000名を達成することを確認しました。

「中小企業家しんぶん」 2008年 4月 15日号より