いきいきわくわく例会で仲間づくり~今年度300名目標も目前に 【茨城】

若い後継者と女性経営者の即入会が続出

仲間増え、例会活発に

 今、茨城同友会が元気です。昨年の11月に長年の悲願であった200名会員を達成してから、11月11日現在で263名となり、今年度目標の300名も目前になってきました。

 仲間が増えるとともに、例会も活発になってきています。南西支部では、年配の会員が活動の中心となっていましたが、この1、2年は、後継者問題が浮上し、継ぐ方、継がす方の視点による「事業承継」を例会のテーマにとりあげることによって、若い後継者が多数オブザーバーとして参加し、すぐに入会を決めるというサイクルができてきました。

 また、パネルディスカッション方式で報告する例会が好評を得ています。会員の経営上の「失敗」を披露した水戸支部6月例会は44名、「建設不況」の南西支部6月例会には52名、「地域づくり」の南西支部9月例会は51名、「インターネット」の10月例会には、南西支部例会史上最高の70名の出席と、100名をやっと超えたばかりの水戸支部、南西支部とも尻上がりに出席人数が増えています。

 会員が同友会の例会に何を求めているのかを支部幹事会で吟味検討し、それをテーマとして取り上げ、何人かの会員に報告してもらうパネルディスカッションのスタイルが、さまざまな個性のぶつかり合いのおもしろさが出て、例会がいきいきわくわくするものになってきています。

支部間交流の活発化

 例会の出席人数が多くなっているのは、南西支部と水戸支部だけではありません。日立支部は、10年以上前に80名ぐらいだった会員が昨年25名にまで減ってしまいました。しかし、残った若い会員が奮起し、また「日立支部を応援しよう」という他の支部会員の掛け声で、100キロ以上離れたところからも例会に駆けつけ、それに恩義を感じた日立支部会員が水戸支部や南西支部の例会に出席するという支部間交流が活発になってきて、毎回日立支部例会は30数名の出席人数になっています。

「自由な雰囲気 同じ目線」に感激し入会

 いきいきわくわくとした例会に、日立支部では、女性会員の数も増えてきました。創業したばかりの女性経営者の会のメンバーが、オブザーバーとして例会に参加してみたところ、グループ討論での議論もおもしろく、他の団体にはない「自分の言いたいことが言える自由な雰囲気」と、「上下がなく同じ目線で話し合える平等な関係」に感激して、すぐさま入会を決める人が続出しています。

「量と質」の両立

 入会後、例会がつまらないのでは、新入会員の期待に応(こた)えられません。役員が率先して会員とオブザーバーを誘って出席人数を多くして、また、支部幹事会で例会の中味を濃くするという、「量と質」の両面の充実が、仲間づくり(会員増強)につながっています。

「中小企業家しんぶん」 2008年 12月 5日号より