苫小牧支部が200社達成~魅力ある同友会づくりへ意気込み【北海道】

青年部「友知会(ゆうちかい)」が原動力

200名会員達成記念パーティーでの鏡開き

 苫小牧支部(今田正義支部長・(株)甚べい社長)は、1980年代の250社会員から徐々に会員減少が始まり、04年度に会員数123社で底を打ってから4年間、毎年着実に会員数が増え、今年度は159社会員でスタートしました。そして、今年度の支部活動方針の第一番目に「200社会員達成」を掲げ、40代の会員を中心に会員増強プロジェクトチームを結成し、戦略を練りました。

 会員増強のプロジェクトリーダーには、杉立貴昭・苫小牧支部幹事長が就き会員増強の旗振り役として中心的役割を果たしてきました。杉立さんは、前年度まで青年部「友知会」の会長として友知会の活動を支え、今年度の支部役員改選で幹事長に抜擢(ばってき)、第一番目の仕事が200社会員達成でした。青年部が中心となって入会対象者の掘り起こしを進めました。

世代交代や、後継者候補が戻ってきたときがチャンス

 杉立さんは、「同友会で仲間と出会い、学び合うことの大切さ」を訴え、具体的には、(1)目標達成の期日を12月3日に設定し200社達成パーティーを開催する、(2)最近世代交代した企業や、後継者が戻ってきた企業などの情報を出し合い入会対象者のリストアップ、(3)支部役員や青年部、女性部等の役員へ会員増強の現状をリアルタイムで伝える、という活動を進め、支部全体の意識を高めてきました。

200社達成記念パーティー開催・年度末220社会員を目指す

 年度初めから会員数は着実に伸び、1足早く11月12日には200社会員を達成、無事に12月3日に200社会員達成パーティーを開催することができました。パーティー当日は、鋤柄修中同協会長を招いて記念講演を開催し、100名を超える参加者とともに、あらためて同友会の魅力と活動の確かさを実感しました。さらに今田正義支部長からは、年度末220社会員達成という目標を掲げ、さらなる会員増強活動を進めることを確認しました。

 また、200社会員にふさわしい組織づくりも始まっています。新年度へ向けて支部役員を中心に経営課題ごとにテーマ設定をした新たな研究会・部会の設立を検討しています。さらに50社を超える新入会員へのフォローも忘れずに、支部長を中心に全ての新入会員への企業訪問活動も進めていきます。

 200社会員達成を「瞬間最大風速」で終わらせることなく、これからも魅力ある同友会づくりに取り組んでいきたいと意気込んでいます。

「中小企業家しんぶん」 2009年 1月 15日号より