【同友会SNS】会の枠を越えた会員間交流へ

 中同協では昨年12月より、同友会の組織活動支援システム「e.doyu」に、同友会の枠を超えて交流できる「SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)の広域試験運用を開始しました。本シリーズでは「同友会SNS」について紹介します。

 電子メールや携帯メールを利用したコミュニケーションが当たり前の手段として確立され、便利になりました。

 しかし、迷惑メールや広告メール、メールマガジンやメーリングリストなどのメール攻撃はわずらわしいことこの上ありません。

 携帯メールなどは、うまく指の動かせない世代に突入した私には、拷問のようにも思えてきます。

 さて、所属同友会の情報は、e.doyuの導入で、行事の参加登録状況やアンケート結果、活動記録や各種の資料が体系的に閲覧できるようになったのはありがたいことです。

 しかし、どちらかというと、これらは同友会活動を推進する役員や事務局にとって便利なものであり、所属同友会から会員に対する一方通行の情報提供であることは否めません。

 やはり、同友会会員間の人間同士の信頼関係をより強固なものにしながら、同友会をより豊かな経営体験の交流の場とすると同時に、その信頼関係をベースにして、さらに発展・成熟させてネットワークを構築し、仕事上のかかわりを作っていきたいものです。

 そこで、中同協情報化推進本部では、同友会会員であるという信頼関係をベースに、e.doyuを活用し、会員が主体のSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を構築することで、同友会の枠を超えて、ビジネス交流や経営課題解決、興味・趣味などのコミュニティーによる全国会員間交流を実施することになりました。

 現在、SNS広域試験運用に、石川・大阪・兵庫・愛媛・福岡・沖縄同友会が参加し、会員間交流が始まりました。

 次号以降、SNSによる交流の様子をお届けします。

中同協情報化推進本部委員松島俊哉(兵庫)

「中小企業家しんぶん」 2009年 1月 15日号より