働きやすい職場に~内閣府、中同協、広島同友会でWLB推進フォーラム

中小企業におけるワークライフバランスを推進

 2月7日、内閣府、中同協、広島同友会の主催で、「男性も女性も働きやすい職場づくりを考える」と題した、「中小企業におけるワークライフバランス推進フォーラム」が、尾道国際ホテルで開かれ、175名が参加しました。

 このフォーラムは広島同友会が積極的に進めている「人を生かす経営」推進の一環として開かれたものです。昨年から県内の女性部交流会のテーマとして、「ワークライフバランス(仕事と家庭の調和)」を取り上げ、今年も引き続き、同交流会として開いたもの。

 基調報告は「家族リスクの深まりと経営者の役割」として、春日キスヨ・松山大学教授が若者の経済的格差と女性の生き方の変化を資料にもとづき解説し、「柔軟な働き方を吸収し、かけがえのない個人を尊重し、世の中を変えていくのは中小企業」とエールを送りました。

 その後、横手美穂・ヒロボシ(株)総務主任が育児休暇体験を、川野登美子・(株)かわの相談役が社員が働き続けられる仕組みづくりについて報告し、糸数久美子・中同協女性部連絡会代表が「企業づくりは地域づくり」として、中小企業におけるワークライフバランス推進の意義を紹介しました。

 その後、グループ討論が行われ、「社員一人ひとりに居場所を」「働きやすい職場でないと強い企業をつくれない」など、活発に意見交換されました。

「中小企業家しんぶん」 2009年 3月 5日号より