豊かな地域社会を創造するために~創立10周年にむけ、第1期中期ビジョンを総会で採択【鳥取】

 鳥取同友会では4月23日、第6回定時総会を開き、第1期中期ビジョンが採択され、1年目の第一歩がスタートしました。

 今年は、2004年5月に創立した鳥取同友会の創立5周年という節目にあたります。そこでこの5周年を期に、創立10周年に向けてどのような会にしたいのか、そのためにはどのような活動をしなければならないかを理事会で協議した結果、「総務グループ」で「中期ビジョン」をまとめるよう要請がありました。

折りしも「100年に1度の不況」といわれるような経済状況下で、5年後のわれわれの会社の状況も分からないなか、総務グループで打ち合わせを続けました。そして、今こそ「中小企業家同友会」の「3つの目的」を追求することが、われわれの住む地域、社員、会社を良くすることにつながると確信しました。

 大企業のリストラが大問題となっている昨今、地域の雇用を守り、地域と共に歩む中小企業として、豊かな地域社会を創造するためにこのビジョンをまとめました。

 その中で、「21世紀型企業づくり」と「黒字体質企業」を方針に掲げました。そして、その実現のために
I .21世紀を切り拓く企業づくりに向けた会員への取り組み
II .学びあい、育ちあう場の充実と拡大
III.時代を切り拓く活動
IV .会員増強と事務局
の4つの施策を掲げ、それぞれに5カ年目標とそれを達成するための実施事項をまとめました。

 この計画の実践をとおして、5年後に会員企業数を200社にし、全ての会員企業の黒字体質経営を達成し、豊かな地域社会の創造に貢献したいと願っています。

鳥取同友会総務グループ担当理事 (有)ヨシケイ山陰 代表取締役 山本 明寛

「中小企業家しんぶん」 2009年 5月 15日号より