切磋琢磨し地域に責任持てる会に―自立型企業づくりなど5つの重点課題を提起~定時総会【静岡】

 4月11日、静岡同友会第36回定時総会が開かれ、約120名が出席しました。

 新年度活動方針は、(1)自立型企業づくり、(2)経営理念・経営指針の実践報告を重視する支部例会、(3)支部を超えた学びの連携、(4)量も質も伴う会づくり、(5)全国行事への参加、と5つの重点課題が提起されました。

 総会では、竹内昭八県憲章推進本部副本部長が「中小企業憲章草案(第1次案)」を報告しました。3月10日に東京で開かれた第8回中小企業憲章推進本部会議では、本草案が各地の憲章レポートや中同協ホームページに寄せられた意見など1000件を上回る声が盛り込まれていると成文化の経緯を説明。さらに「各地の学習活動と中小企業振興基本条例制定運動の成果が反映されている」と述べ、静岡での活動強化を強調しました。

 総会記念企画として、信用保証協会と日本政策金融公庫より金融支援策についての説明があり、時宜を得た企画と喜ばれました。

 本総会では、16年間代表理事を務めた杉村征郎氏が退任しました。

 杉村氏は退任にあたり、「人生の大半を同友会で過ごし代表を通算16年務めさせていただいた。同友会での学びを集約すると、天は自ら助くる者を助く、人間が人間らしく生きること、経営者が切磋琢磨(せっさたくま)する場だということになる。この危機を乗り越えて自立型企業に変わっていくこと。さらに静岡同友会が地域に責任を持てる会に発展するよう祈念します」と1000名会員早期実現に期待を込められました。

「中小企業家しんぶん」 2009年 5月 15日号より