苦しさを共有し、活路を切り開こう~業種別情報交換会を相次ぎ開催【大阪】

 大阪同友会では、この苦しい状況を皆で共有し、知恵と情報を出し合って共に活路を切り開いていこうと、業種別情報交換会を5月から開催しています。

 5月27日の外食産業関係には26名が参加、6月1日は印刷関係で48名、同5日は卸・小売関係で35名、同8日は建設業関係で50名、同29日は繊維・衣料関係で35名が参加しました。

 7月2日の金属加工業関係の情報交換会には、東大阪を中心に72名が参加し、「このどん底の中で皆が苦しんでいる。まずはそのしんどい思いをいっぺん皆ではき出そう」と座長の山田茂氏が呼びかけると、参加者からは、「ここでは、これまでだれにも言えなかった悩みを出してもいいんだ」と、共感の思いが広がりました。(=写真)

 業種別情報交換会には、あまり例会に参加しない会員も多数参加しています。例会では当たり前のように話されていた業界を取り巻く外部環境の分析や、時代の流れを読み、その先を考えた経営をしていくための指針づくりの重要性に初めて気づく会員もいました。

 今後も、情報交換会を開き、先進企業に学びながら、活路を切り開く道を探っていくことにしています。

「中小企業家しんぶん」 2009年 7月 25日号より