【DOR87号発行・2009年4~6月期】急落止まるも、人手・設備の過剰最悪

 2009年4~6月期の中同協景況調査結果をまとめた『同友会景況調査報告(DOR)』87号が発行されました。

 業況判断DI(「好転」―「悪化」)企業割合)はマイナス56と、前回調査より3ポイント上向き、業況の急落はひとまず休止した形です。

 しかし、設備の過不足感DI(「過剰」―「不足」)は全業種で14、人手の過不足感DI(「過剰」―「不足」)は全業種で35と、ともに調査開始以来の最高値を記録、とりわけ雇用過剰感が大きくなっています。大企業の回復ぶりに対し中小企業は低迷というべき状況にあります。

 今号の「DORの眼」は『景況悪化で底バイ状態がつづく下での業況「好転」企業の1断面』と題して、愛知東邦大学の阿部克己准教授が執筆しています。

 『DOR』87号ご希望の方は、300円切手同封の上、中同協までお申し込み下さい。

「中小企業家しんぶん」 2009年 8月 5日号より