熱き企業家精神で時代を切り拓こう【緊急全国事務局長・専務理事会議&リーダー研修会】

同友会の出番担える事務局に

 7月9~10日、中同協第41回定時総会が「熱き企業家精神で時代を切り拓こう」と東京・椿山荘で開かれました。全国から集まった1580名もの中小企業経営者が、この大不況の中で、企業を、地域を元気にし、時代を切り拓いていこうと熱く語り合いました。その模様を2~5面で特集します。

 「今、同友会の出番を時代が求めている。総会で中小企業憲章草案が提案されたが、そのことを担える事務局になっているのか、全国的に確認していこう」と、緊急全国事務局長・専務理事会議とリーダー研修会が、総会終了後の7月10日午後から11日正午にかけて東京都内で開かれ、41同友会および中同協から57名が参加しました。

 緊急全国事務局長・専務理事会議では、宮崎由至・中同協副会長が「今の情勢に求められる事務局長・専務理事の役割と同友会運動をいかに取り組んでいくのか」をテーマに問題提起。宮崎氏は「生きた企業情報を集められる同友会の強みを生かしているか。運動・経営の視点で顧客満足・従業員満足を事務局は追求しているか。経営理念の到達度を検証する方針・計画を事務局はもっているか」と問いかけ、全員ハッとする会議になりました。

 2日目、リーダー研修会には引き続いて33名が参加。時代にふさわしい同友会をつくるために事務局指針を同友会ビジョンとともにどう確立していくのか、南昌輝・熊本同友会事務局長と鎌田哲雄・愛媛同友会事務局長が実践報告を行いました。

 その後、「事務局指針の位置づけは明確か、指針づくりの目標をきちんと持っているか」「事務局長の仕事とは何か」など、グループ討論が熱心に行われました。

「中小企業家しんぶん」 2009年 8月 5日号より