モデル企業創出と会員増強の両立【第3回関東甲信越同友会支部長交流会】

 第3回関東甲信越同友会支部長交流会が7月29日、埼玉県新都心ビジネス交流プラザで開かれ、8同友会・中同協、80名の参加で開かれました。

 冒頭、海沼春男・埼玉同友会代表理事が「埼玉では10年ビジョンをつくり、地域からあてにされる経済団体を目指して、地区会の役割、例会づくり、仲間づくり、地域づくりの柱で進めている。10年で会員数を倍にしたい。関東甲信越ブロックで一緒に競い合いながら高めあっていこう」と開会あいさつしました。

 その後、「大不況に負けない企業づくりと学びあい活動―支部づくり・例会づくり・会員増強」をテーマに、パネルディスカッションが行われました。

 はじめにコーディネーターの広浜泰久・中同協幹事長が、支部と支部長の役割と支部活動チェックリストを提案。つづいて、各社の企業づくりと支部地区活動について、芹澤廣・長野同友会東信支部長、関根有二・埼玉同友会西部地区会長、速水潤一・東京同友会町田支部長、池田泰秋・新潟同友会事務局長から、それぞれ事例報告がありました。

 グループ討論は、「非常事態の中での企業づくり・支部づくり、そして支部の役割」をテーマに行われ、大いに交流を深めました。

 参加者からは、「支部長の熱意が支部活性化につながる」「モデル企業の創出と会員増強の両立が支部地域の活性化につながる」「自社だけで解決せずに、地域のメンバーと共に成長することが、この不況時に大切なことではないか」「支部運営で悩んでいる同じ立場の人たちの中で、大きな力を得ました」などの感想が出されていました。

「中小企業家しんぶん」 2009年 8月 15日号より