グループ討論も本番さながら 全研成功へ!新春例会【京都】

「2月11~12日(全研)は京都へ」

 京都同友会では1月20日、「全研成功! 新春例会」を開催しました。目前に迫る第40回中小企業問題全国研究集会の成功に向けた最終準備として、グループ長研修も兼ねたものとし、約200名の会員が参加しました。

 例会では、全研第13分科会報告者の山田敏之氏(農業生産法人こと京都(株) 代表取締役)が「京都ブランド力を生かす『第6次産業』への挑戦」をテーマに報告。グループ討論も110分と、本番さながらの運営としました。

 山田氏は、「サラリーマンから家業の農家を継いだ。年商1億円を掲げて周囲からは冷笑を受けつつも『乗りと勢い』で業績を伸ばしてきたが、同友会で『人を生かす経営』実践道場に入門。そこで気づいたことは、経営のことを何も知らず行き当たりばったりの経営であったこと」と報告。山田氏はその後、経営指針作成の中で自社の強み弱みを分析し、「笑顔」日本一の会社をめざし、社員と共に歩み出します。最後に「農業は楽しいです」と、満面の笑顔で話を終えました。

 全研と同じテーマで行ったグループ討論では、討論の良かった点、改善点を発表しあい、「同友会理念、労使見解、グループ討論の意義をきちんと理解し、深めあうポイントを頭に入れておく。グループ長だけに任せるのでなく、京都の参加者は協力し討論をより良いものにしていく」ことを全研への教訓としました。

 最後に、北村卓也全研実行委員長が「会員拡大と全研参加目標を皆の力で共に達成しよう」と熱く呼びかけ、新春例会を締めくくりました。

 グループ長研修会も今回で5回目。「京都に来て本当に良かった」との一言を頂けるようにと、京都同友会では準備を重ねています。

「中小企業家しんぶん」 2010年 2月 5日号より