中小企業憲章草案を承認、総会に提案【中同協幹事会】

秋田同友会の増強運動に学び、5万名会員達成に向けてグループ討論

幹事会の様子

 鳩山首相の退陣表明があった6月2日、中同協第4回幹事会が東京で開かれ、36同友会と中同協から86名が出席しました。会議では、7月に大分で行われる中同協第42回定時総会の議案や予決算、役員候補名簿案、議事運営ルール等を承認。総会の設営を担当する大分同友会からは、1年間で200名の増強が進み、過去最高会勢となった元気な大分にお越しくださいと、総会への参加が呼びかけられました。グループ討論では、会員増強の課題について熱く討論しました。

 開会あいさつで鋤柄中同協会長は、次のように述べました。

 「鳩山首相が退陣表明しました。中小企業政策審議会で中小企業憲章案が承認されていますので、首相が代わっても閣議決定はされるでしょう。政府の中小企業憲章案には私たちの憲章草案の主旨が反映されています。政府の憲章は、各同友会が地域で振興条例の制定につないでいただくことで実のあるものになると考えます。憲章運動は1つの小山を越えました」。

 会議では経過報告の後、中同協第42回定時総会の議案や予決算、役員候補名簿案、議事運営ルール等を承認しました。第38回青年経営者全国交流会(9月9日~10日、山形市)の参加目標等についても承認されました。また、情報化推進本部と中小企業憲章制定運動推進本部から報告と提案がなされ、承認されました。

 憲章本部の報告では、中小企業憲章制定運動の到達点と成果を確認し、今後の運動の方向と課題を提起。総会に提案する憲章草案を承認しました。さらに、「同友エコ」の応募企業等の中間報告、APEC女性リーダーズネットワーク会合、「第2回人を生かす経営全国交流会」などについても報告され、承認されました。

 会議の後、「東北ブロックの支援を励みに取り組む秋田同友会の増強活動」と題して、秋田同友会副代表理事の熊谷正司氏が事例報告し、グループに分かれ、会員増強活動の交流と討論を深めました。

「中小企業家しんぶん」 2010年 6月 15日号より