事務局も地域のリーダーめざして【関東甲信越ブロック事務局活動交流会】

 2月19日、第6回関東甲信越ブロック事務局活動交流会が東京で開催され、過去最高となる10同友会と中同協から38名が参加しました。

 今回の研修は、(1)各地同友会の到達点と課題を学ぶ、(2)事務局の政策力の強化をはかる、(3)事務局相互の交流と連帯をはかる、の3点を目的に開催されたものです。

 まず、神奈川大学経済学部教授の大林弘道氏が「中小企業団体としての政策活動と中小企業憲章」のテーマで講演しました。大林氏は中小企業憲章制定後、同友会に対する多様な期待が各方面から向けられていることを指摘。そのような中で「政策形成力」が重要になってきていることなどを強調し、地域経済振興を中心とした政策形成のためのプログラムを提示しました。

 引き続き、各地からの実践報告として、千葉同友会事務局員の牧本誠氏、群馬同友会事務局主任の阿久澤秀人氏、埼玉同友会事務局員の田島伸一氏が、それぞれ「現場」を大切にしながら担当分野の活動に取り組んでいる様子を報告しました。

 講演と実践報告を受けてのグループ討論では、「歴史の変化を敏感にとらえていくことが大切」「事務局も地域のリーダーに」など、活発な交流がはかられました。

 前日には、オプション企画として「中小企業庁、東京商工会議所の見学会」が行われ、14名が参加。それぞれの業務内容などについて説明を聞き、大変有意義な企画となりました。

「中小企業家しんぶん」 2011年 3月 5日号より