「すべてのことを我が身のこととして考える」~近畿圏女性部「学びを深める」会に150名

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 中同協女性部連絡会が大阪で開かれた翌2月18日、「人間尊重を自社の経営に生かす~今、求められる経営者の姿勢とは?」のテーマで、赤石義博氏(中同協相談役幹事)を講師に、大阪・奈良・京都の3府県の女性部主催による「学びを深める」会(「近畿圏女性部合同例会」改め)が京都で開かれました。

 当日は、近隣の同友会や前日の女性部連絡会から引き続いての参加者もあり、約150名が参加しました。

 「どう生きることが、人間としての正道であり、経営者としての王道なのか」、赤石氏の講演は、この言葉から始まりました。自身がこれまで歩んできた道をたどりながら、「人間尊重という言葉をよく使うけれど、本当の意味を知っていますか?」と問いかけ、「それは、すべてのことについてわが身に置き換えて、わが身のこととして考える」ことと強調しました。

 グループ討論では、「あなたは良い経営者ですか?」というテーマで白熱した議論が行われました。人間として、経営者としてどのように生きていくか、深く考えさせられるとともに、「良い経営者」「すぐれた経営者」をめざしてがんばっていこうと決意を固める勉強会となりました。

 この会は、2009年からスタートしたもので、今回で3回目。当初から赤石氏を講師に学びを深めてきました。

 今回は、昨年6月から準備を始め、「何のために3府県で行うのか」「何を学びたいのか」、また「合同で勉強会を続けてきて3年目となるが、その学びをそれぞれの女性部や自社においてどのように生かしてきたのか」「現在の自分たちの課題は何なのか」などの討議を重ね、講師との打ち合わせ、実行委員会でグループ長研修をするなど、準備を重ねて当日を迎えたものです。

「中小企業家しんぶん」 2011年 3月 15日号より