切り拓こう、地域の未来を!―第41回全研に全国から1117名が参加(in岡山)

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 「呼び起こそう、経営者の魂を! 切り拓こう、地域の未来を!~今こそ同友会理念の実践と検証を~」をメインテーマに、3月3~4日、第41回中小企業問題全国研究集会(略称・全研、中同協主催)が岡山市で開催され、全国から1117名が参加。16の分科会や記念講演などで学び合いました。

 1日目は「市場を見極め、新たな変革へのステップを~自立型企業づくり」、「業界別実践報告をもとに、それぞれの業界の将来、経営戦略を描く」、「地域の未来、日本の未来を創造するために克服すべき課題と同友会運動」という3つのテーマにそった14の分科会と、2つの見学分科会が行われました。参加者は、報告やグループ討論など、5時間にわたって学びを深めました。

 懇親会は、地元の清麻呂太鼓などのアトラクションでスタート。設営を担当した岡山同友会の神馬孝司全研実行委員長のあいさつ、全国行事のPRなどが行われ、熱気に包まれた中、参加者の交流が進みました。

 2日目は、土井章弘・岡山同友会代表理事の開催地あいさつ、鋤柄修・中同協会長の主催者あいさつ、難波一也・岡山県産業労働部審議官(石井正弘・岡山県知事代理)、千葉喬三・岡山大学学長の来賓あいさつの後、業界別の実践報告が行われた第5から第9分科会の座長による分科会報告がありました。

 続いて財団法人大原美術館の大原謙一郎理事長が「地域の未来と文化力」と題して記念講演を行い、「地方の視点」や文化の果たす役割の重要性などを強調、多くの感動を呼びました。

 広浜泰久・中同協幹事長より「それぞれの学びを戦略的、科学的に実践を」と2日間のまとめがあったあと、来年の全研開催地となる福島同友会の川島副理事長が閉会あいさつを行い、2日間の幕を閉じました。

「中小企業家しんぶん」 2011年 3月 15日号より