りょうちく支部(福岡)

県下19番目の支部として誕生―連携の力で活力ある学習地域づくりを

 2011年3月に福岡同友会19番目の支部として、20名の会員で「りょうちく支部」が誕生しました。対象エリアは、うきは市・朝倉市・久留米市の一部です。

 この地域は、豊かな水と緑に恵まれ、肥沃な筑後平野を生み出す母なる筑後川中流域です。苗木植木の発祥の地であり、巨峰や柿などの果物の有名な産地で、また歴史のある企業も多く、温泉や観光果樹園など、観光産業も特徴の1つです。

 同友会ではこれらの特徴を生かして、農商工・行政・金融機関との連携で活力のある学習地域づくりをめざそうと、数年間の熟成期間を経て新支部の設立となりました。

 会員が5名でスタートした準備会活動(準備委員会12回、準備例会3回)から、1年後の3月に会内で設立総会を行い、5月25日に地域の行政・中小企業経営者などにむけてのお披露目として、記念講演会と懇親交流会を原鶴温泉泰泉閣(りょうちく支部設立会員)にて開催しました。

 記念講演では、地元出身の行徳哲男氏が「人の心に灯をともす、豊かな感性~感動をパワーに故郷に元気を~」と題して講演を行いました。当日は、行政および金融機関、商工会などから11名の来賓が参加。来賓を代表して筑邦銀行の井手会長からは「中小企業の力で、同友会の皆さんの力で、私自身のふるさとでもあるこの地域を活性化させ元気にしてほしい」と力強いメッセージがありました。

 当日参加は、支部会員18名、他支部からの応援会員48名、ゲスト25名、社員ほか14名の計105名で盛大な催しとなりました。

 地域が疲弊していくなか、「同友会が先頭に立ち、地域を元気にしていこう」という合言葉を胸に、まずは1年後に40名の支部をめざして、支部役員を中心に今日もゲスト訪問を行っています。

「中小企業家しんぶん」 2011年 6月 25日号より