1000名を回復、過去最高の会勢に【沖縄】

 沖縄同友会では2007年の「沖縄全研」開催時に達成した1000名を4年ぶりに突破し回復、過去最高の会勢となりました。

 10月4日には、「創立24周年記念・1000社突破の集い」が沖縄産業支援センターにて開催され、新会員を含め86名が参加しました。

 9月を「仲間づくり躍進月間」と位置付け、組織委員会をはじめ各支部の支部長・組織委員を軸に仲間づくりをすすめてきました。

八重山支部を除く全支部が当日までの目標を達成し、過去最高の会勢1011名を達成しました。

 糸数久美子代表理事より、1000名突破の達成を祝すとともに、組織としてその数の維持の難しさを語り、「継続して仲間づくりをすすめましょう」と開会のあいさつがありました。

 記念講演では、沖縄コンベンションビューローの安里繁信会長が「これからの沖縄と観光~1000社同友会に期待する~」と題して講演されました。

 安里氏は、「観光を基軸に沖縄を成長させていきたい」と持論を展開。沖縄の観光と基地の問題を考えるきっかけとなったのは2001年にアメリカで起こった9・11世界同時テロ。「沖縄は観光で生きていく」と再認識し、「観光“業界”としてではなく、“産業”として沖縄全体で関わり、進化しなければ」と強調しました。また、新生コンベンションビューローへの協力と観光産業振興に「同友会1000社の底力を見せて欲しい」と結びました。

 引き続き行なわれた懇親会では、小渡玠代表理事・仲間づくり推進本部長の開会のあいさつのあと、仲地組織委員長より1000名突破の報告とこの間の奮闘ぶりが語られ、達成できたことに感謝の言葉がありました。

 乾杯のあいさつ・発声にたった石川元章相談役は、「1000名達成は会社でいえば、売上を達成したこと。経常利益は、会員が同友会で学び会社の経常利益をあげること」と述べました。

 その後、各支部からの報告と新会員のあいさつがあり、和やかに交流しました。最後に喜納朝勝副代表理事から「年度目標の1050社達成に向けて引き続き頑張りましょう」のあいさつで閉会しました。

「中小企業家しんぶん」 2011年 11月 5日号より