【経済データを読む】同友会の書籍ベスト5

 今回は趣向を変えて、同友会発行の書籍がどれだけ普及されているかを調べてみました。発行年数や各同友会の設立年・会員数が違うので比較にはなりませんが、参考に各同友会での購入数を一覧にしてみました(表)。

 発行部数の多い順でみるとやはり1位は「中小企業における労使関係の見解」を収録した『人を生かす経営』で57,023部。2位は同友会理念を載せた『同友会運動の発展のために』で55,053部(3版合計)。3位は『経営指針作成の手引き』で47,091部(2版合計)。4位は『共に育つPART1』で28,833部ですが、PART2(12,111部)とPART3(5,057部)を合計すれば46,001部と3位に迫ります。5位は『同友会がよくわかる』で28,732部です。基本的な同友会運動の書籍が上位を占めています。

 6位以下では、驚異的に伸ばしているのが『企業変革支援プログラムステップ1』で発行後3年間で14,964部(6位)となっています。以下、7位『中小企業憲章・条例推進ハンドブック』(2版合計10,682部)、8位『会員増強の手引き』(8,533部)、9位『同友会運動の歴史と理念』(6,209部)、10位『中同協30年史』(4,643部)となっています。ベスト3の発行部数は会員数を上回っています。これらの積み重ねが同友会運動の理解を広げていると言えます。

表 同友会の書籍普及数ベスト5

表 同友会の書籍普及数ベスト5

「中小企業家しんぶん」 2012年 2月 25日号より