中同協から内閣府男女共同参画委員を2名登録

意見や要望を提出。同友会に高まる期待。

 中同協に対して、内閣府男女共同参画局より、男女共同参画推進連携会議が本年度実施する2つのチーム活動について協力要請がありました。

 6月5日の幹事会では2名を委員として登録することを承認。生活者の視点で日本経済を活性化していこうとする同友会に期待がかかっています。

 「ワーク・ライフ・バランスの取組推進」チーム委員に糸数久美子・中同協女性部連絡会代表(沖縄同友会代表理事)。なお、糸数氏は2007年から現在まで内閣府男女共同参画推進連携会議議員も委嘱されています。

 「国際的に連携した女性のエンパワーメント促進」チーム委員に、平田美穂・中同協事務局次長。以上2名を登録しました。

 中同協では、内閣府から要請のあった「経済活性化に寄与する女性の活躍促進方策」について、今年5月に27項目にわたる意見を提出。また、昨年度4月には2030年指導的地位における女性の割合を30%にするというポジティブアクションに関して、女性経営者を増やすという観点から、「女性経営者の起業支援、経営支援のワンストップサービス」や「政府調達目標の一定部分を女性経営者の企業に」など13項目からなる提案をしています。

 内閣府は5月に国家戦略の一環として、「女性の活躍による経済活性化を推進する関係閣僚会議」を開き、国家戦略担当大臣や外務大臣、経産大臣など7名の大臣を集めて意見交換がされており、国家戦略大臣からの「基本的な方向性(案)」には、中同協が提案した政府調達に関する項目が入れられています。

「中小企業家しんぶん」 2012年 6月 25日号より