消費大増税採択に反対する超党派国民会議―中同協もオブザーバー参加

 「この時期の消費大増税採択に反対する超党派国民会議」が開催され、100人以上の国会議員、50を超える団体で、約700人が参加しました。

 6月14日、消費税を考える国民会議が主催する「この時期の消費大増税採択に反対する超党派国民会議」が行われ、中同協からもオブザーバーで参加しました。会場は国会議事堂に隣接する憲政記念館講堂。参加者が講堂に入りきれず、外に約300人があふれる大盛況になりました。

 当日は100人以上の国会議員や国民生活産業・消費者団体連合会、中小企業団体など50を超える団体で約700人が参加しました。

 まず、会長の清水信次氏(日本チェーンストア協会会長)が「深刻なデフレの中で消費税増税をしてはならない」とあいさつ。

 国会議員からは、鳩山由紀夫元首相や亀井静香元金融相、志位和夫共産党委員長、福島瑞穂社民党党首、渡辺喜美みんなの党代表など党首クラスが次々と発言。小沢一郎氏も参加しました。

 決議文は、「やるべきことをやらずして、このデフレ・不況の時に十分な議論もないままの消費大増税の採択には反対する」「与野党協議という議事録もない密室での『内向き、下向き、後ろ向き』な議論ではなく、私達は国民に開かれた希望の持てる議論をしなければならない」と強調し、参加者一同で採択されました。

「中小企業家しんぶん」 2012年 6月 25日号より