同友会と企業経営を不離一体に取り組むリーダーに~北海道・東北ブロック支部長交流会【北海道・東北】

 北海道・東北ブロック支部長交流会が9月27~28日に青森で開催され、7同友会から72名が参加しました。

 佐藤中同協副会長のあいさつのあと、被災3県からの復興を目指す現地レポートとして岩手同友会・田村代表理事、宮城同友会・五十嵐代表理事、福島同友会・増子専務理事から、それぞれほとんどの企業は事業再開しているが復興が進んでいない状況が生々しく報告されました。

 次に秋田同友会の仙北地区設立と振興条例制定の取り組みについて千葉薫仙北地区会長が報告し、高校を卒業しても地元に就職する場がないという現状を変えるための振興条例づくりと企業づくりの実践体験事例を報告。

 続いて「県都盛岡に組織率10%400名の同友会づくりをめざして」のテーマで岩手同友会の伊瀬幸郎盛岡支部長と瀬川峰雄憲章本部長が報告。震災で目にした気仙支部の結束力に学んで盛岡支部で小グループ活動を推進している実践と、復興のための中小企業憲章の理念を据えた取り組みを報告しました。そのあと「徹底討論、魅力ある支部・地区会をどうつくるか」のテーマでグループ討論し、「同友会と企業経営を不離一体に取り組むリーダーになっているかが問われる」などの発表がありました。

 2日目には「北海道同友会の中小企業振興基本条例制定運動に学ぶ」のテーマで守和彦北海道同友会代表理事からの提起を受けて、なぜ条例制定運動に取り組むのかを討論。「地域の危機をわれわれが変えていくことが今一番必要」などの発表があり、「地域資源を活用してデメリットをメリットに変えていこう」との守中同協副会長のまとめで閉会しました。終了後、北海道・東北ブロック代表者会議も開催されました。

「中小企業家しんぶん」 2012年 10月 15日号より