経済センサスから見る法人企業数の減少

 2012年経済センサス速報が発表され、「2012年2月1日現在の我が国の企業等の数は409万6578企業(2009年経済センサス比▲8.6%)。2012年2月1日現在の我が国の事業所数は580万4223事業所(同▲6.4%),従業者数は5632万4000人(同▲3.6%)。2011年1年間の我が国の企業等の売上(収入)金額は1302兆2523億円、付加価値額は242兆6658億円」と報道されました。

 速報なので確定ではありませんが、この企業等の数409万6578社のうち個人が217万9093社で法人数191万7485社です。その法人のうち会社以外の法人数24万3093社を抜いた法人企業数は167万4392社となります(表)。

 2009年の法人企業数と比べて見ると120714社の減少(▲6.7%)となります。正確な数字が発表されてからではありますが、2006年事業所統計の時点での5年間で個人が12.7%減、法人が0.6%減に比べれば相当な減少数の増加です。しかし、もともと2006年事業所統計151万5835社から2009年経済センサスに統計調査を統合した時に179万5106社と登記数を数えるなど増加しているので、比較をするには今回以降となりますが、減少していることだけは確かな傾向です。

「中小企業家しんぶん」 2013年 2月 25日号より