広域ネットワークで新事業 調査では27同友会が取り組み【中同協企業連携推進連絡会】

2月15日、中同協企業連携推進連絡会が、全研終了後に福岡で開かれ、9同友会から26名が参加しました。

 会場は医療広域ネットワークを構築し、大病院の医療関連用品の在庫管理・供給を行う(株)キシヤの物流センター。(株)キシヤ会長の末石蔵8氏は、病院で使用される物品の「購買・供給・在庫・消費」などのプロセスとそれらの情報を統合的に管理し、翌日各病院に補充するという物流管理手法SPDを導入し、障害者雇用も積極的に進めていることを紹介。参加者は病院と連携した大規模情報システムや小ロット対応・箱詰め作業、筑波大学と連携し開発された自立歩行ロボットの実演を見学・交流しました(=写真)。

 会議では、各同友会の企業連携や国際化にかかわる取り組みの調査結果が報告され、27同友会に企業連携組織があり、ここ数年で20同友会が海外視察を行っていること、会員となっている大学が13同友会50大学あることなどが紹介されました。

 また、7月19~20日に、企業連携推進連絡会内「食と農連携グループ」全国交流会を帯広で開くことを確認しました。

 次回の連絡会は、国際展開に取り組む活動交流の場として、開催されます。

「中小企業家しんぶん」 2013年 3月 5日号より