同友会運動の原動力に~中同協第20回役員研修会開催

 第20回中同協役員研修会が5月23~24日島根県松江市で開催され、10同友会・中同協から71名が参加し、学び合いました。

 第1講は赤石義博中同協相談役幹事が「半世紀を超えた同友会運動、その歴史と理念に学ぶ」をテーマに講義。「労使見解」(1975年発表)作成の過程を自らの実践とともに力説し社員を大事にする経営を目指しましょうと提起しました。

 第2講は広浜泰久中同協幹事長が担当。「同友会運動の発展のために、同友会理念と企業づくり―学べる組織、減らない組織、増える組織をめざして」をテーマに講義。「生き方が問われる同友会運動。自社や各同友会での実践事例をもとに語り、道徳的な言葉でごまかさず、実践をして同友会の良さを会員に伝えていきましょう」と報告しました。

 第3講は鋤柄修中同協会長が「地区・支部役員の役割は何か」をテーマに、同友会で何を学び、どう実践するのか、同友会のリーダーの使命についての講義がありました。「企業と同友会運動を不離一体として進め、条例づくりは地域の雇用を生み出す主体としての中小企業がやるしかない」と参加者を励ましました。

 講義終了ごとにグループ討論を行い自社の課題と役員の役割を確認しあいました。「どんな時でも、経営と会活動をリンクさせて、伝えて行く大切さを学びました。役を受けた以上、会員に胸を張って、いい会社になったと言える会社を作ること。社員の成長が実現できる会社を作る大切さを再認識しました」などの感想があり、同友会の良さを広めていこうと決意をあらたにしました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 6月 15日号より