幸せな社会づくりの「かなめ」に【中同協女性部連絡会】

 9月2日、東京の女性就業支援センターを会場に2013年度第1回中同協女性部連絡会が開催され、50名が出席しました。

 糸数久美子・中同協女性部連絡会代表のあいさつの後、日本BPW連合会元理事長の平松昌子氏による講演がありました。女性が元気というイメージの一方でジェンダーギャップ指数(世界経済フォーラムが毎年公表している各国の社会進出における男女格差を示す指標)は135カ国中101位という日本の実態を紹介、50年間働き続けてきた自らの経験を交えながら、未だ日本経済は男性主導で進められている現状を指摘しました。政府の「202030」(2020年までに指導的地位に女性が占める割合を少なくとも30%にするという目標)にも掲げられているように、今後の日本経済発展のためには女性が働く上での困難を仕組みとして変えていく一方で、女性自身も積極的に学び挑戦していく行動力が求められているとエールが送られました。

 続いて広浜泰久・中同協幹事長が問題提起。女性の活躍推進は男女ともに取り組まなければ進まないという意味でも、性別や年齢に関係なく1個の人間として尊重しあう同友会が果たす役割は今後ますます大きくなるとして、厳しい環境を言い訳にせず、幸せな社会づくりの先頭に立って活躍してほしい、と女性部活動に対する期待が述べられました。

 グループ討論でも活発な意見が交わされ、お互いを励まし合い高め合う連絡会となりました。

 2014年の女性経営者全国交流会は6月12~13日、熊本で開催予定です。

「中小企業家しんぶん」 2013年 9月 25日号より