同友会運動の発展のために―中同協第21回役員研修会を青森で開催

 中同協第21回役員研修会が、9月19~20日青森県青森市で開催しました。開催地を代表して、大坂憲一青森同友会代表理事は「5周年に青全交、10周年に女全交を開催し今年青森創立15周年にあたり条例推進と350名会員達成のために役員研修会を開催しました」とあいさつ。その後、開催地の青森同友会を中心に、8同友会・中同協から55名が参加し、学び合いました。

 第1講は広浜泰久中同協幹事長が担当。「同友会運動の発展のために、同友会理念と企業づくり―学べる組織、減らない組織、増える組織をめざして」をテーマに講義。「自社の実践事例をもとに語り、学んだことをどう実践するのかあらためて自身の同友会の中で話し合ってほしい」と報告しました。

 第2講は鋤柄修中同協会長が「地区・支部役員の役割は何か」をテーマに、同友会のリーダーの使命についての講義がありました。「企業と同友会運動を不離一体として進めること。条例づくりは雇用を生み出す経営者しかできない」と参加者を励ましました。

 第3講は赤石義博中同協相談役幹事の「半世紀を超えた同友会運動、その歴史と理念に学ぶ」をテーマに講義。「労使見解」(1975年発表)作成の時代背景を詳しく解説し「自らの実践とともに社員を大事にする経営を目指しましょう」と提起しました。

 講義終了ごとにグループ討論を行い自社の課題と役員の役割を確認しあいました。「同友会理念を自分の実践事例で語れるようになろう」「辞めていく社員が何故辞めていくか深く考えていませんでした。退会者についても同じでしっかりとフオローすることが必要」などの感想があり、同友会の良さを広めていこうと決意をあらたにしました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 10月 5日号より