【特集】第41回青年経営者全国交流会in東京  中同協鋤柄会長あいさつ

 9月12・13日に東京都新宿区京王プラザにて青年経営者全国交流会(以下、青全交)が開催され全同友会から1615名が参加しました。大会としてはじめて中小企業庁が後援するなど、今までにない大規模な全国大会となりました。全体会でのあいさつを紹介します。

憲章の精神を経済に生かす 中同協会長 鋤柄 修氏

 全国から青年経営者が集まり、このように見事に青全交が開催されることを嬉しく思います。

 さて2010年に中小企業憲章が閣議決定されました。私どもが一生懸命に運動をして政府に閣議決定していただいたものです。憲章の閣議決定以降、中小企業振興基本条例を制定する自治体が増え、現在その数は100を超えました。

 しかし条例が制定されれば良いということではありません。条例が制定されたら、その地で中小企業経営者が経済に貢献することがいよいよ重要です。憲章は「中小企業は国家の財産というべき存在」と言っています。地域の財産と言われるのにふさわしく、実業家として地域経済に貢献しましょう。それが日本経済全体の底上げにつながります。

 特に青年経営者のみなさんには新しいビジネス、新しい商品・サービスを生み出すことに挑戦していただきたい。憲章の精神を実際の経済の中に生かすべく取り組むことを皆さんと誓い合いたいと思います。

「中小企業家しんぶん」 2013年 10月 5日号より