委員は同友会運動のエンジン役に~政策・広報・組織 合同会議を開催【京都】

【変革と挑戦―各同友会の実践事例から】33

 各同友会の実践事例を紹介する本シリーズ。今回は京都同友会が取り組んでいる政策・広報・組織3委員会の連携強化の実践を紹介します。

 「政策・広報・組織の運営委員は、同友会運動を推進するためのエンジン役としてがんばろう」。

 9月19日に開催した3委員会の合同会議は意を新たにする機会となりました。

 京都同友会では、運営委員会同士、もっとつながりを深め運動を進めていこうと、合同会議を昨年度より始め今回は2回目になります。

 今回は特に8月22~23日に愛知で開催された「2013組織強化・広報・情報化全国交流会」をうけて、京都同友会の取り組みを考えようと開催し、当日は79名の委員が参加しました。

 合同会議ではまず、この交流会の参加者14名を代表して2名からの報告がありました。

 高屋雄次広報委員からは、このような運営部門の全国交流会に初めて参加し、各地の組織のあり方などの違いを知り、新鮮な感動と刺激を受けたとの報告がありました。「会内そして会外にどんな情報を伝えるのか考え、情報を整理し、情報の質を高めていくことが大切であることを学びました。そのために情報が集まる仕組み作りを進めて、質と量の両面を高め、3委員会が一丸となって情報発信をしていきましょう」と報告しました。

 小原弘也組織委員会拡大部門長からは、特に全国交流会でのオプション企画・愛知同友会の小グループ活動見学についての報告がありました。

 「小グループで会員の会社を会場に報告会を行うことで、お互いに気軽に訪問し悩みが話し合える環境ができています。1人で悩まない風土づくり、例会以外での勉強の場づくりで、同友会理念を浸透させ、退会者を出さないようにすることも大事な会員増強であると学びました。このような自発的な活動ができる組織づくりが大切ではないでしょうか」と報告しました。

 その後、「同友会運動における運営委員会の役割」をテーマに、米田明政策委員長、小泉浩広報委員長、芦田正吾組織委員長による鼎談(てい だん)を行いました。

 鼎談では、「同友会運動とは何か」から始まり、運営委員会の役割、それを踏まえ相互に連携する課題について深めあいました。

 政策委員会は経営環境改善を進める、広報委員会は情報共有と発信をする、組織委員会は組織を増やし強化していく、この3つの運営委員会が連携し相乗効果を発揮すれば、同友会運動を推進するための組織の足腰が更に強化されると話し合いました。

 最後に、3委員長から参加者へ冒頭の「委員は同友会運動のエンジン役に」との熱いメッセージで締めくくりました。

「中小企業家しんぶん」 2013年 10月 15日号より